子供のプログラミングの習い事って、通信教育もあるらしいけど…
通信講座とオンライン講座って何が違うんだろう?
この記事では、こんな素朴な疑問に答えます。
通信講座もオンライン講座もどちらも、通学せずに家で勉強できます。
ではオンライン講座と通信講座にはどんな特徴があって、どんなメリットがあるのでしょうか。
普段あまりじっくり考えないテーマかも知れませんが今一度、「オンライン講座」と「通信講座」の違いを整理してみましょう。
オンライン講座とは?
まずはおなじみのオンライン講座から考えましょう。
オンライン講座とは、インターネットで学べる講座のことです。
「オンライン」とはかんたんに言うとインターネットのつながった状態のこと
教室や学校に通わなくても、スマホやパソコン、そしてインターネットにつながればどこからでも受講できる利便性があります。
特にコロナ禍で、対面授業ができなくなったときにオンライン講座への対応が迫られました。
オンライン講座のスタイル
オンライン講座には以下の特徴があります。
- インターネットで学ぶ
- ビデオ会議システムを使いリアルタイムで受講
- オンデマンドのビデオ教材によるeラーニングで受講
- スマホでも受講可能
リアルタイムの授業は、決まった時間に受講しなければなりませんが、eラーニングは24時間好きな時間に何度でも繰り返し学ぶことができます。
オンライン講座のメリット
オンライン講座には以下のようなメリットがあります。
近くに教室がなくても、受講できる
講座や教室は、駅の近くで開かれていることが多く、場合によっては自宅の近くで開講されていないこともあります。
オンライン講座なら全国どこからでも受講可能です。
地方や田舎に住んでいて、近所に教室がなくても受講できます。
移動時間が節約できる
オンライン講座は自宅で受講できるので、着替えたり、車や電車で移動する手間や時間が省けます。
天候の悪い日も、うちから一歩も出ずに受講できるのはメリットです。
パンデミックの影響を受けない
コロナ禍で多くの教室や講座がオンラインに切り替えを余儀なくされました。おかげでなんとか途切れずに教育分野は続けることができました。
もし、インターネットの普及していない、平成初期や昭和にパンデミックが起きていたら今回のようにうまく対応できていなかったかもしれませんね。
費用もオンラインのほうが若干安い
オンライン講座の場合、教室の家賃や光熱費などの諸経費が抑えられるので、講座費用も少し休めに設定されています。
また、交通費なども節約できるのでトータルで見るとオンライン講座のほうが節約になります。
オンライン講座のデメリット
オンライン講座にはデメリットもあります。
インターネットの回線状況に左右される
オンライン講座はインターネット回線の影響を受けます。
集合住宅など、ネット利用者が混み合う時間帯はZoomなどビデオ会議が途切れてしまったり、動画がサクサク再生されないことがあります。
ネットが頻繁に途切れると、ストレスになります。
目が疲れる
オンライン講座は、長時間パソコンやスマホの画面を見ないといけないので目が疲れます。
またオンラインは、目だけでなく肩もこり、頭も疲れ、実際の授業よりも疲れを感じることもあります。
家族の生活感がでる
住宅環境によっては、オンラインレッスン中に子供が騒いだり、生活音が鳴ったり、家族が画面を横切ったり、集中しにくい状況が生じます。
通信講座・通信教育とは
一方、通信講座・通信教育とは何でしょうか?
コトバンクには次のように定義されていました。
通信教育とは、郵便、ラジオ、テレビなどの通信メディアを利用して教育を行う形態をいう。
日本大百科全書(ニッポニカ)
こうしてみると、オンライン教育も「インターネット」という「通信メディア」を通して行う教育形態なので、通信教育の一部と言えますね。
しかし一般的にオンライン講座と通信講座は区別して認識されています。
通信講座の学習スタイル
通信講座は、オンラインレッスンや家庭教師と違い、先生ではなく、紙のテキスト(DVD)を通して学びます。
通信講座には以下の特徴があります。
- テキストを中心に自分のペースで学ぶ
- 課題を提出し講師に添削してもらう
- 教材は毎月届く
- わからないことは質問できる
現在では、紙のテキストの代わりにオンラインのビデオ教材や、スマホやタブレットのテキストもあります。
通信講座のメリット
通信講座には以下のようなメリットがあります。
費用が安い
例えば子供の塾で考えてみると、月々で2〜3万円かかりますが、通信講座なら月3〜4000円で済みます。
また、教材の内容も網羅的で、基礎から体系的に勉強しやすく、さらに添削もついています。
教材費込みなので全体的に安上がりです。
自分の好きなペースで勉強できる
通信講座は、自分の好きな時間、空いた時間に勉強できるメリットがあります。
短期集中で勉強したい人、講座のスケジュールに振り回されず自分のペースで勉強できます。
自宅で学べる
これもオンライン学習と同じですが、移動時間を節約でき、天候の悪い日もパンデミックも影響を受けません。
お子さんのための通信講座であれば、塾までの通学時間、遅い時間の外出、場合によっては送迎などの手間はなくなります。
また通信講座は、ネット環境がない場所でも勉強できます。
通信講座のデメリット
通信講座にはいくつかデメリットもあります。
すぐ飽きて長続きしにくい
通信講座は、最初のうちは新鮮ですが、そのうち飽きてしまいがちです。
これは大人も子供も同じで、飽きっぽい性格の人には通信講座は向いていないかもしれません。
自分で学習計画を守らなければならない
通信講座は好きな時にできるのがメリットである反面、強制力がないため自分で決めてやらなければなりません。
自分で計画を立てて実行する強い意志が必要です。
一方、通学やレッスンは決まった時間に課題に取り組めるので、確実に学習が身についていきます。
一人なのでモチベーションが保ちにくい
通信講座は地道にひとりでコツコツやらなければなりません。
レッスンや通学は、先生が励ましてくれたり、一緒に学ぶ仲間がいてモチベーションを維持しやすい環境になります。
通信講座はマイペースな人に向いています。
わからないところをすぐに質問できない
レッスンや塾なら、わからないところをすぐに先生に質問できますが、通信教育ではリアルタイムで質問ができません。
しかし、通信講座は、メールで質問できたり、添削などでフィードバックがもらえます。
まとめ:通信講座はコスパが高くオンライン講座は手軽で便利
この記事では、通信講座とオンライン講座の違いについて整理してまとめました。
オンライン講座は
インターネットを使った、リアルタイムもしくはオンデマンドのビデオで受講
通信講座は
- テキストをつかう
- 添削がある
- 毎月届く
- 質問できる
こんな特徴があります。
オンライン講座と通信講座を比較すると、どちらにも良さがあります。
通信講座はインターネットが普及するずっと前からありますが、今でも根強い人気があります。小中高生向けの通信講座は今ではタブレットテキストも選べるようになっていて、昔と比べてずいぶん進化しています。
大人の教養、資格講座は、オンライン講座、通信講座、どちらも充実していています。空いた時間でできる通信講座、オンラインのeラーニングは転職のためのスキルアップにもぴったり。
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