「ICT教育」とはつまり簡単に言うとどういうこと?どうして必要なの?

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子供たちが小学校でパソコンのしくみやプログラミング教育を受ける時代になりました。

学校の授業も、先生が黒板に板書をして生徒は講義を静かに聞く、というスタイルから、児童生徒が積極的に学びに関わる「アクティブラーンニング」へと変化してました。

こうした教育のあり方を大きく変えるのが、ICT教育です。

ICT教育ってよく聞くけど、簡単にわかりやすく言うとどういうこと?

この記事では

  • ICT教育とは簡単に言うとどういうことか
  • ICT教育でできるようになること

こういったテーマについてお話していきたいと思います。

目次

ICT教育とは簡単に言うとどういうこと?

ICT

ICT と聞くと難しく感じますが、IT という言葉はきっとご存知のはずです。

Information Technology 「情報技術」のことですね。

ICTは その IT の真ん中に “Communication” を足した 

Information and Communication Technology”

情報通信技術」 の略称です。

ICTはわかりやすく言い換えると、「インターネットやパソコン、タブレットなどのデジタル機器を使った通信技術」です。

それで「ICT教育」とは簡単に言うと、

パソコン・インターネット・プロジェクター・電子黒板・タブレット・デジタル教科書などの情報通信技術を用いて学校教育を行なう

ということです。

ICT教育でできるようになること

ICT

では、ICT教育でどのようなことが可能になるのでしょうか。

わかりやすい授業

ICTを活用することによって、授業をわかりやすくすることができます。

たとえば、教師がクラス全体を教える一斉学習において、プロジェクターや電子黒板を活用すれば、

文字情報や話す内容だけでは伝わりにくいことも、イラストや写真、動画やアニメで見せることによって、わかりやすく教えることができます。

さらに、ICTを活用することによって、クラス全体が授業により集中しやすくなります。

従来の授業では一部の児童・生徒にしか答える機会は与えられませんでしたが、1人1端末を持つことによって、すべての子供たちの意見や答えを集めることができ、それをクラス全体に共有して学び合うことができます。

そのように双方向の授業が行えるため、

子供たちは授業に集中しやすく、勉強へのモチベーションを上げることができます。

教務の効率化

ICTを活用することで、教務を効率化することができます。

授業の準備も

デジタル端末でテストを行えば、採点が自動で瞬時に行えるため、採点や成績管理のための教師の負担が減ります。

また、児童生徒一人ひとりの達成度や正答率を把握することができるので、一人ひとりにあった課題を個別に出したり指導を与えたりしていくことが容易になります。

また、学校全体の校務に使えるシステムを整備することで、出席管理や成績管理、保護者への連絡などを効率化することができます。

ICTを活用することで、教務を効率化し教師の負担を減らすことができます。

デジタル機器に慣れることができる

ICT教育を行なうなら、子供たちはデジタル機器の使い方に慣れることができます。

今の時代、もし子供たちがデジタル機器を使えないままで社会に出るならどうなるでしょうか?

「不便」どころか「まともに生きていくことさえできない」でしょう。

子供の頃からデジタル機器を使いこなせるようになることは、生きていく上で必ず役に立つ必須のスキルであると言えます。

より魅力的な教材の提供

文部科学省は2024年までに「教科書のデジタル化」を目標に掲げています。

デジダル教科書とは、iPadなどのタブレット端末で見る教科書のことです。

デジタル教科書は紙の教科書ではできないことができるようになります。

デジタル教科書でできるようになること

  • 写真や地図を拡大できる
  • 動画を見る
  • 画面上に書き込める
  • 音声読み上げ機能
  • 分度器やコンパスなどの文具機能を用いた、作図や描画

このように、単なる電子書籍以上の機能を備えています。

デジタル教科書を使えば、子供たちは重たい本の教科書やかさばるプリント類を持ち運びする必要はなく、タブレット一枚に集約することができます。

デジタル教科書は従来の教科書ではできない体感的な学習を可能にします。

プログラミング教育には欠かせない

そして、ICTがなければできないことがあります。それは、

2020年度から必修化になった「プログラミング教育」です。

プログラミング教育は、パソコン教室や、タブレット端末を使って、子供たちはかんたんなプログラミングを学んでいきます。

「ビジュアルプログラミング言語」という、ブロックを組み合わせてプログラミングを行なう子ども向けのプログラミング言語を使って、子供たちはプログラミングの基本的な操作を体感します。

プログラミング教育を行なうのに、ICTの整備は欠かせません。

まとめ

この記事ではICT教育とは何か、ICT教育でできることについて見てきました。

ICTとは、

Information and Communication Technology”

情報通信技術」 の略称でした。

つまり、「インターネットやパソコン、タブレットなどのデジタル機器を使った通信技術」のことです。

それで、ICT教育とは簡単に言うと、

パソコン・インターネット・プロジェクター・電子黒板・タブレット・デジタル教科書などの情報通信技術を用いた学校教育のことです。

ICT教育でできるようになることは以下の5点です。

  1. よりわかりやすい授業
  2. 教務の効率化
  3. 子供たちをデジタル機器に慣れさせる
  4. 教科書のデジタル化
  5. プログラミング教育

日本の学校教育でのICT化は、コロナ禍に見舞われた2020年には、リモート教育に対応できない学校もあるなど、まだ整備の途上にあることが露呈されました。

急ピッチで進められていますが、まずは全国の学校でICT整備の完了を期待します。

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