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子供向けのプログラミング教育ではどんな教材を使って教えるんですか?
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親ですらプログラミングなんてやったこともないのに、子供がそんな難しいことどうやって勉強できるのかな。
こんなことを心配したことはありませんか?
自分はプログラミングなんてよくわからないし、どうしたらいいんだろうか
と心配される保護者の方は多いと思います。
でもご安心ください。子供たちは小学校プログラミング教育で難しいコーディングのスキルを習うわけではありません。
小さな子供でも簡単に操作できるように作られたツールを使って、遊びながらプログラミングを学んでいきます。
パソコンやタブレットでお子さんと一緒におうちで気軽にプログラミングを試してみることができます。
親の皆さんにプログラミングの知識がなくても、まったく大丈夫です。
この記事では、
親子で遊べる、子供向けにつくられたプログラミング教材
の中から実際に小学校で使われている代表的なものを5つご紹介します。
小学校プログラミング教育で使う子供向けのプログラミング教材
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プログラミングといえば、パソコンにむかってカタカタとコードを打ってプログラムを記述していく様子を思い浮かべるかもしれませんが、
子供向けのプログラミング教育ではビジュアルプログラミング言語という子供向けのプログラミング言語が使われます。
小学校プログラミング教育でどんな教材を使うかは具体的には指定されていませんが、ほとんどすべての教育現場で何らかの「ビジュアルプログラミング言語」が用いられています。
ビジュアルプログラミング言語とは
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ビジュアルプログラミング言語とは、
プログラムをテキストではなく、あらかじめ指示の書かれたブロックや図形など、視覚的なオブジェクをドラッグ&ドロップして組み合わせることでプログラムを組むプログラミング言語
です。
直感的にプログラムを組んで、キャラクターや絵に動きを付けたり、動きを制御したりする事ができます。
キャラクターに自分の望む動きをさせるにはどうすればいいか、どうして思ったとおりに動かなかったのか、など試行錯誤しながら考える過程で、プログラミングの基本的な考え方を学ぶことができます。
ビジュアルプログラミング言語は、子供にもわかりやすいプログラミング言語です。
これまでさまざまなビジュアルプログラミング言語が開発されてきました。しかし、今ではあまり使われなくなったものや、小学校プログラミング教育では使われていないものもあります。
ではここから、現在よく使われている子供向けプログラミング教材を5つご紹介します。
Scratch(スクラッチ)
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まず、ビジュアルプログラミング言語で最もメジャーなものはScratch(スクラッチ)です。
Scratch(スクラッチ)とは、
指示(プログラム)の書かれたブロックをドラッグ&ドロップして組み合わせることにより、キャラクターを動かしたり、ゲームやアニメを作ったりできる子供用のプログラミング言語
です。
スマホやタブレットのアプリでも用意されています。
Scratchはビジュアルプログラミング言語の一つで、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボという研究所で開発された初心者向けのプログラミング言語です。
ブロックに書かれている命令文は、実際にテキストプログラミング言語で書かれるプログラミングの工程と変わりなく、簡単そうに見えて実は高度なことや複雑なこともできます。プログラミングの取っ掛かりとしてはとても良い教材です。
この数年でさまざまなビジュアルプログラミング言語が登場ましたが、現在のところScratchが小学校プログラミング教育で定番の教材になっています。
Scratch公式ホームページ:https://scratch.mit.edu/
Viscuit(ビスケット)
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Viscuit(ビスケット)もビジュアルプログラミング言語の一つです。
Viscuitは自分で書いた絵を、「メガネ」という部品を使って動かすことによって、遊び感覚でプログラミングのしくみを学べるユニークな教材です。
2003年に原田康徳氏とNTTとの研究によって開発されました。文字を一切使わず、お絵かき感覚でプログラミングを学べるのが特徴で、5歳からでも使うことができます。
基本的な使い方は非常にシンプルで、「メガネ」の左右のレンズの中に自分が書いた絵を、位置をずらして置くことにより、絵に動きを与えることができます。
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しくみは単純ですが、組み合わせ方を工夫することで複雑なプログラムを作ることができます。アニメ・ゲーム・絵本を作ることができます。
文章で說明してもなかなか伝わりにくいので、公式ホームページで公開されている動画をご覧になっていただけるとイメージしていただけると思います。
Viscuitも小学校プログラミング教育で取り入れられています。
Visucuit公式ホームページ:https://www.viscuit.com/
CodeMonkey(コードモンキー)
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CodeMonkey(コードモンキー)はイスラエルで開発されたビジュアルプログラミング言語です。イスラエルの75%の小学校で導入されています。
「コードの冒険」では、お猿をプログラムで動かして、取られたバナナを取りかえすというゲームステージをクリアしながらプログラミングを学びます。30面まで無料体験をすることができます。
年齢やレベルに応じて6つの学習プラン(有料)があって、一番難易度が低い「コードモンキーJr.」は文字が読めなくても、プログラムを組むことができます。
CodeMonkeyはブロックを積み上げるのではなく、実際にコードを書いていきます。
実際にコードを書かなくても、画面下にある、コードの書かれたボタンを押せば記入されます。もちろん直接書くこともできます。
本格的にプログラミングが学べる教材です。
Springin’(スプリンギン)
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Springin’(スプリンギン)は絵や写真にボタンで条件を付けていって、ゲームや絵本を簡単に作ることができる、文字を使わないで直感的に使えるビジュアルプログラミング言語です。
iPadアプリとしてリリースされています(Android版は作品のプレイのみ)。ダウンロードは無料です。
スプリンギンは、デジタルの世界における「紙と鉛筆」のように最初の誰もが手にするプログラミングツールを、という願いのもと「しくみデザイン」という日本のクリエイティブ企業が開発しました。教育機関やプログラミング教室や小学校でも採用されています。
子供だけでなく、プログラミングを知らない大人も楽しんで作品を作りながら「つくる喜び」が学べるユニークな教材です。
Springin’公式ホームページ:https://www.springin.org/
micro:bit(マイクロビット)
micro:bitはイギリスのBBCが中心となって開発した教育用の手のひらサイズの小さなコンピュータボードです。イギリスでは11~12歳の子供に無償で配布されており授業の中でも活用されています。
micro:bitは日本のプログラミング教育の中でも「理科:電気」の分野と相性がよく、多くの学校で取り入れられています。
micro:bitにはさまざまなセンサーや電子回路が組み込まれています。
- LED
- 明るさセンサー
- 温度センサー
- 加速度センサー
- 地磁気センサー
micro:bitはそれ単体では動きません。
パソコンでプログラミングをしてLEDを光らせたり、音を鳴らしたり、電気を制御したり、モノを動かしたりする機能を組み込むんでいきます。
micro:bitのプログラミングもブロックを組み合わせるビジュアルプログラミング方式で行なえます。
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MakeCodeというMicrosoftが開発したビジュアルプログラミングのプラットフォームで作られたmicro:bit専用のエディタを使います。
ブロックエディタに加えて、JavaScriptやPythonといったテキストタイプの本格的なプログラミング言語のエディタを選ぶこともできます。
MakeCode公式ホームページ: https://makecode.microbit.org/?lang=ja
MakeCode以外に、Scratchでもプログラミングを行なえます。
micro:bitは一般的に電子工作キットと組み合わせて、プログラミングとSTEAM教育を学びます。
まとめ
この記事では子供向けのプログラミング教材の中から代表的なものを5つご紹介しました。
子供用のプログラミング教育では、ブロックを組み合わせてプログラムを組む、ビジュアルプログラミング言語を使います。
確かに「子供向け」ではありますが、ブロックに書かれている命令や組み合わせる順番や手順など、やっていることは基本的に一般のプログラミングとまったく同じです。ブロックで命令するか、テキストで命令するかの違いだけです。
小学校プログラミング教育では、Scratchを用いる機会が多くなりそうです。
子供だけでなく、プログラミングについてまったく知識のない大人がプログラミングに触れてみるのにもピッタリの教材です。
この記事でご紹介した教材は、パソコンやタブレットがあれば自宅で簡単に試すことができます。
ママにも、とてもわかりやすい教材です!
まずは親子で一緒にさわって遊んでみるのはいかがでしょうか?
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